ビジネスマネジメント

強制しないアドバイス

アドバイスは誰もが求めているものという認識の一方で、伝え方によっては、有難迷惑になったり、相手にとっては返って邪魔になってしまうこともあり、そのタイミングや言い方には慎重になったほうがよいと言われています。知っておくと役に立つだろうなということを、自然に伝えて、その採用不採用は相手に自由に選択してもらえるようにするには、どんな言い回しが有効になるのでしょうか。いくつかのフレーズを紹介しながらご説明していきます。

強い意見は控えること

アドバイスが思い浮かぶのにはさまざまなシチュエーションが考えられますが、何か不足があったり、停滞していたり、失敗のあとだったりする場合に、自分の強い意見は控えるようにしましょう。強い意見を受け取った相手が、アドバイスを受け取る余裕を失ってしまう可能性があるからです。

The process was flawed.
プロセス上に欠陥があった(良くなかった)

The process wasn't perfect.
やり方は完璧とは言えなかった。
not perfectとポジティブワードの否定でやわらげましょう。

I disagree with your way.
(私はあなたのやり方に反対です)
You did it the wrong way.
(あなたはは違ったやり方をしました)

We don't see things quite the same way.
(私たちの考え方は、まったく同じではないようです)
完全に反対(=まったく異なる)という言い方をせず「共通部分もあるけれど」という点を残せる言い方です。

こうしてみたら?という穏やかな表現

アドバイスをするときに使いがちなのが「must」「should」「have to」などです。これらは強制的に受け取られる可能性を高くしてしまいます。控えめなアドバイスとして伝わる言い回しを以下にご紹介します。参考にしてみてください。

It might be a good idea to~(~もありかもしれませんよ)
It might be a good idea to prepare new one.
(新しいものを準備するというのもいいアイデアかもしれないよ)

Maybe you can~ (良かったら~してみてはいかかですか?)
Maybe you can try a different way next time.
(次は他のやり方を試してみてはどうかな)

Have you considered ~?(~と考えたことはありますか?)
Have you considered changing the time you to do it?
(やる時間を変えてみるというのを考えたことはありますか?)

Why don't you~?(~してみてはどうですか?)
Why don't you ask Mr.○○ about it?
(Mr.○○ に聞いてみるというのはどう?)

You could try~? (~という方法もありますよ)
You could try to abbreviate some of the words.
(言葉を省略してみるという手もありますよ)

定番以外の質問の準備対策

定番以外の質問では、思ってもいなかった問題が投げかけられることがあります。CVやレジュメでは見えてこない本物のあなたの個性や価値観、性格、考え方を限られた時間の中で少しでも出してもらうために面接官はあらゆる方向からの質問を準備しているものです。感情コントロールにまつわるEQを探るための質問、もし~だったらであなたの能力や個性を見る質問を紹介します。

EQを探るための面接質問

How did you deal with a bad day?
調子の出ない日にはどう対処していますか?
If you started a company today, what would its top values be?
あなたが起業するとしたら、一番の価値は何ですか?
Who inspires you? Why?
尊敬する人(影響を受けた人)は誰ですか?それは何故ですか?
How could you create more balance in your life?
どうやって日常生活のバランスをとっていますか?
What makes you angry?
あなたを怒らせるものは何ですか?
How do you have fun?
どんなことをして楽しんでいますか?
How good are you at asking for help?
人にどのようにして助けを求めますか?
What's something you're really proud of? Why?
誇りに思っていることは何ですか?それは何故ですか?
Has there ever been a time when you felt you needed to change your behavior at work?
仕事で自分の態度を変える必要があると感じた経験はありますか?
How did you do it?
そのときどうしましたか?

もし~だったらの面接質問

Tell me about how you worked effectively under pressure.
プレッシャーの中でどのように効果的に仕事を進めますか?
How do you handle a challenge? Give an example.
困難に出会ったときどのように対処しますか?例を挙げてください。
Have you ever made a mistake? How did you handle it?
失敗した経験はありますか?どのように対処しましたか?
Give an example of how you set goals.
目標設定の仕方を説明してください。
Give an example of a goal you reached and tell me how you achieved it.
目標に向かうプロセスとどのように達成するかを説明してください。
Give an example of how you worked on a team.
チームの中ではどのように仕事をしますか?
What do you do if you disagree with someone at work?
反対意見を持つときどのようにしますか?
Share an example of how you were able to motivate co-workers.
同僚のモチベーションを高められたときのことを話してください。
What’s the most difficult problem you have had to solve?
今までに一番の問題解決はどんなことでしたか?

 

 

 

 

 

研修参加だけでは無意味

ビジネススキルやマナーは、言葉で説明し覚えさせるだけでは、本当の意味での行動に結びつきません。研修で教わったことだからと行動を徹底する社員がいたとしても、そのスキルやマナーによる効果や成果は低いレベルのものに留まるでしょう。組織で行われる研修を、学校での学習のようなスタイルで行うだけでは、組織が研修を行う目的を達成していくことは難しいのかもしれません。そもそも、組織が明確な目的を持って研修を開催しているかどうかもしっかり振り返っておく必要があるでしょう。どの企業も行うからとか、これが基準だから、まして定例だからという理由で開催しているとすれば、組織にとっても無駄な時間と経費が嵩むだけになってしまいます。

心に浸透する研修

集合研修の目的のひとつに参加者が組織の結束を感じる機会になることが挙げられます。そのために行われている研修スタイルにはさまざまなものがあります。一見仕事とは関わりが薄いように感じられるかもしれませんが、社員の心理面への影響度はとても高く、仕事に対するモチベーションの喚起と維持に役立っているようです。言うまでもなく組織内のコミュニケーションは強化されているようです。

真夜中に数十キロを皆でウォーキングし、励まし合いながら完走する
言葉ではなく絵で表現する場を提供して参加者の対話を促していく
カフェなどのオープンな空間で主体的で創造性のあるディスカッション
経営思考を身に付けるための経営疑似体験ゲームに取り組ませる
英語で協力して成果を狙うチームビルディングと英語習得を融合させる
伝える力、受け入れる、発想のコミュニケーション力をロールプレイングで学ぶ
英語で演じながら遊びのような感覚で身に付けていく

現場で実践機会を捻出する

どんなことを学んだとしても、現場で活用することが無ければ学んだ意味もなくなります。知識はあってもスキル化していくことが難しいでしょう。企業は、テクニカルスキル、ヒューマンスキル、コンセプチュアルスキルなど、自己啓発など、どんな種類の研修であれ、開催と開催した後の連携体制を整えておく必要があります。

学んだことを、現場で実際にすぐに使う、何度も使う、試行錯誤するという機会の提供を現場のメンバーと協力しながら実現していくことが、求める研修成果に繋がっていくのです。それによって社員の学びの定着は促進され、初めて研修の有意義さを問うことができるようになるでしょう。

社員の意識化も必要ですが、業務に追われるスタッフが、自分のスキルや能力のアップを考える余裕がないこともあります。そもそも、未熟なスキルの活用シーンを見出したり、積極的に使っていくことは難しいかもしれません。それぞれが責任をもって、日々の業務を完了させることのほうに懸命になっているものです。学んだことを活かせる場面というのも、会社側やマネージャーのほうが見極めやすいものではないでしょうか。研修後に、参加者と部署内で、うまくコミュニケーションを取ることを推奨すれば、活用機会を捻出する手助けもしやすくなるでしょう。活用していくうちにスキルの有効性や上達を感じることができて初めて、自発的な行動も促されていくものです。

ビジネスマネジメント

おすすめの記事