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能動態のほうが単純明快

学生時代に受動態を習いますが「~される」「~られる」という表現としてだけを教わっているのではないでしょうか。実は英語の受動態は、「誰かに何かをされた」「誰かによってなされた」意外にも、もっと広い観点で使われます。日常でもビジネスでも通常は、能動態で話したり書いたりするほうがナチュラルですし、明確に相手に伝わることがあります。明確にすることと、全体的なナチュラル感を出すことが大切です。

The plate was broken by him.
その皿は彼によって割られました。
能動態にしてみましょう。
He broke the plate.
彼は(が)皿を割りました。

The document was created by our staff.
その書類は弊社のスタッフによって作成されました。
能動態にしてみましょう。
Our staff created the document.
弊社のスタッフがその書類を作成しました。

ビジネスでの受動態の目的と効果

実は、日本語にはたくさんの受身表現があります。それを英語の受動態に当てはめてしまうのは、本来の英語に受動態が存在している目的とはすこしずれてしまうようです。特によく使われるビジネスシーンでの受動態の目的についてご説明します。英語は主語が欠かせない言語です。省けないその主語をぼやかしたい、または主語以外に注目してほしい場合に使います。また、ライティングの際に同じ主語が続いてしまうと文章が幼稚な印象になります。それを防ぐために受動態が使われるのです。

ビジネスで受動態が活きるシーン

ビジネスシーンでは、どんな場面で受動態が使われているのでしょう。ひとつのテクニックでもあるので覚えておくと役に立つでしょう。

値上げなど相手に不利益になるお知らせをするとき

We will raise the price in 2months.
私たちは、2カ月後に価格を値上げします。
The price will be raised in 2months.
価格は、2カ月後に値上げされます。

We have cancelled the contract.
我が社は契約を取り消しました。
The contract has been cancelled (by us).
契約は取り消されました。

顧客にとっては全く同じことを知らされていますが、We(企業)の判断や決定ということを前面に出さないことで会社に対して起こりそうなネガティブな印象を和らげることになるのです。つまり、主語をぼかしていることになるのです。

文章で同じ主語を使わないようにするため

We dispatched your purchase by air today.
The shipping cost is included in the price.
ご注文の商品を本日航空便にて発送いたしました。
送料は、商品代に含まれております。

2行目の文章を、We include the shipping costs in the price.としても同じ意味ですが、同じ主語を続けないことで、洗練さと読みやすさが出ます。

ミスは間違いを意味しない

ミスをするやミスを防ぐという言葉は、ビジネスシーンでもよく使われますが、間違いの意味で使われる場合は、英語ではありません。英語の「miss」は、取り損なうや逃すという意味で使われます。誤りや間違いとして使うなら「mistake」が適しています。他にも、「error」「slip」「oversight」が使われることもあります。

クレームが入ったは何と言う?

クレームは、ビジネスシーンでもよく聞かれる言葉で、クレーム対応などとも言いますよね。これも和製英語です。英語では「Complaint」を使わないと日本人が使っているクレームの意味は通じません。「Complaint」は、不満、文句、苦情の意味を持ちます。英語の「Claim」には、良いことでも悪いことでも強く主張するという意味があります。「I complained about wages.」「There are many complaints about your products.」「She complains about her boss.」と使えます。

英語らしく聞こえるカタカナ言葉

ケース・バイ・ケース
「そのときによる」という意味で使われますが、和製英語です。「case by case」だけでは英語を話す人たちには通じず、「On a case by case basis」という熟語にしなければなりません。時と場合によると言いたい時には、他には下記の表現もできます。
「according to the situation.」「It depends.」「It depends on the situation.」「depending on the circumstances. 」などが使えるでしょう。

リベンジ
日本では、再び挑戦するときに使われる和製英語です。英語の「revenge」は誰かに対する復讐ややり返すというネガティブな意味を持つことを知っておきましょう。再挑戦は英語では「retry」「try again」です。

アップを使ったカタカナ英語

アップという言葉で「良くする」意味を含ませる和製英語が多いので注意しましょう。

イメージアップって日本語では意味は分かりますが、これも英語ではありません。英語では「reputation」評判を意味する名詞をよく使います。評判を向上させるは「improve one’s reputation」汚名挽回のようなときには「clean up one’s image」が適しています。イメージダウンも同じく和製英語です。「damage one’s image」「hurt one’s reputation」などで表現されます。

スキルアップ「skill up」も和製英語です。英語では「improve」を使います。

レベルアップも和製英語で、英語の「level up」 には、引き上げて平均にする、凸凹を平らにするという意味があります。日本語のレベルアップとして使うなら、正しくは「improve」「raise the level of~」を使います。

リストアップすると言いたいときは「make a list」を使いましょう。listを動詞として使ってもいいです。「She listed all the items for project」

 

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