マネージャーが身に付けるべきコーチングスキル

ビジネスマネジメント

部下に寄り添う

コーチングは、モチベーションを上げ行動を促すために部下自身に考えることを促すために行います。しかし鼓舞するばかりがコーチングではありません。時に、安心感や癒しを与えることも必要になってきます。部下も人間ですから、感情やパフォーマンスの浮き沈みは大なり小なりあるものです。上司である自分を振り返っても同じことが言えるということを心に留めて理解のある対応をしましょう。
「調子が出ない…」という部下のつぶやきにどう対処しますか?上から目線でいると、愚痴にも発展しそうな風にも聞こえて、やる気が足りないのだと発破をかけてしまうかもしれません。それならばと解決策を差し出すこともあるでしょう。しかし、そんな状況下で部下が求めているものは味方です。

安心感を与える

部下に味方だということを示し、安心感を与えるには同じ目線に立つことです。無暗に励ますばかりでも効果はありません。即座に解決策を探ったり、アドバイスをする前に、部下の言葉を受け止めることが有効です。傾聴の一種でペーシングという手法です。部下の言葉をそのまま繰り返す、自分もその言葉を使ってみる、必ず部下に視線を合わせて相槌を含めてきちんと聞く、話を進めるなどがペーシングです。このペーシングを忘れずに行っていくことで、その後の解決策を一緒に考えたりすることを効果的にします。またアドバイスを与えたとしてもスムーズに受け入れてもらう確率を高めることができるのです。

傾聴でアイデアや行動を促す

コーチングスキルの最も大切な要素は、積極的に傾聴するスキルです。積極的に聞こうとする時に避けなければならないことがあります。聞いているつもりでもよくやってしまいがちな点を挙げてみましょう。

話の内容を自分の頭の中で進めて先読みする
聞くことと、話すこと、思考することを区別することが大切です。自分の頭が思考している時に相手の話を十分に聞くことはできないのです。話の結論や展開を急いで、先読みしようとするとたちまち相手との会話が噛み合わなくなります。それを相手も感じ取り、こちらの言葉に耳を傾けることが難しくなるでしょう。

相手の話の途中で自分が次に話すことを考えている
これは会話にならない典型です。自分の話すことだけに注力するなら、相手の言葉は無視することになります。そこから発せられる言葉にキャッチボールが感じられなければ、相手は聞いてもらっている感覚を得ることができません。つまり安心感も信頼感も得られないということです。

相手が話し出すのを待てずに急かす
沈黙がある時、自分の話で埋めてしまうと、相手の相手自身が考えるというタイミングを奪ってしまいます。質問などで相手に返答や発話を迫ることも同じです。沈黙の時間というのは、コミュニケーションの中では貴重で大切な時間になります。人によって長短の差はありますが、十分に考える時間をお互いに取りながら、与えながらという会話がお互いの「聴き合う」を可能にしていくものです。

言葉以外の情報も得る

コーチングは、言葉の内容、言葉の種類だけのコミュニケーションではありません。声のトーンやリズム、表情、しぐさ、目の輝き、呼吸のリズムなども掴んでいく必要があります。この観察によって、ペーシングが可能になりますし、言葉だけでは汲み取れない相手の本音に寄り添うことができるのです。

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