上司

怒ると叱るの違い

怒っているから叱るというプロセスは成り立ちません。怒るという感情は自分視点の常識から外れていることに対して湧いてくる感情です。叱るとは、○○はダメ!○○をしなさい!○○は良くない!など指摘が伴います。ここに怒るという自分の感情をそのまま乗せてしまうのは良い叱り方ではないのです。さらには叱ることにも当てはまりません。単に怒っているという感情を相手にぶつけてしまうだけになるのです。

叱るという言動は、相手に向けるものなので、本当に相手のためになるものでなければならないのです。怒って叱るその内容は本当に相手のためになるものか、マネージャーはこの点に常に立ち返らなければならないのです。

怒るは自分の中に発生するもので、マネージャーでなくても、表に出す時は一定のコントロールが必要になります。叱るは、相手のためになることが発せられなければならないのです。

怒りの認識が先

マネージャーも人間です。部下の行動や態度に対して怒りの感情が湧くこともあるでしょう。しかし、自分が怒りの感情を抱いていることを認識せずにアクションを起こしてしまうのはマネージャーとしてだけでなく、ビジネスパーソンとして、さらには組織人として失格です。

まずは、怒りの感情が湧いたときには、即座に自分が怒っているという認識をすることが大切です。これにはトレーニングが必要な人もいるかもしれません。怒りの感情と叱ることを区別しないと、相手へのメッセージは伝わりません。

叱る時でも、必要となれば、敢えて声を荒げたり、強い語調にすることで影響力を持たせます。これは、カッとなって瞬間的に反応する怒りとは全く別物なのです。

上手に叱るには?

マネージャーは部下の教育をしていくことも仕事の範疇です。きちんと部下が理解し、納得の上で行動に移してくれるような叱り方をしなければなりません。怒りの感情に任せることなく叱るためには、具体的にどのような意識を持てばいいのでしょう。

すぐに反応をしない
怒っているという自覚がある時は、冷静ではありません。的確で相手のための言葉が浮かぶことは少なく感情論になることが多いです。気持ちが鎮まるまで待ちます。

指摘ポイントを絞る
感情が先に立つと、言葉を考えなしに捲くし立てることがあります。中身が絞られないので相手は何について叱られているのかが良く分かりません。冷静になった後に、指摘するポイントは何で、どのように指摘すべきかをしっかり絞って伝えることが大切です。だらだらと長く伝えていくのではなく、短く簡潔にするのが効果的です。

叱る基準を持つ
冷静な時に、マネージャーとして叱ることと、叱る必要のないことのボーダーラインを設けておくと、自分の指示に一貫性を持てるようになります。人によって変わったり、時と場合によって変わるような叱り方は部下の混乱を招くのです。

叱る目的を明確に伝える
叱っている内容の目的をしっかり認識しない部下は行動に移しません。行動に移したとしても指摘の本質を理解していないので的を射た行動ができないことが多くなります。そうなると叱った意味はなくなり、指摘を繰り返す状況が再発するのです。何のためにそれが必要なのかという点をしっかり伝えるようにします。

上座と下座の存在

日本のビジネスパーソンであれば、上座と下座についての知識を知っておかないと大きな恥をかいたり、相手に対して失礼になってしまうことがあります。上座、下座とは、空間の中で、人の立場によって座ったり、使ったりする位置が異なることを指します。上座が位の高い人、偉い人、お客様など敬うべき人の位置になります。宴会などでの席、会議室や応接室、複数の人が車に乗るとき、またエレベーターに乗るときにも上座と下座の認識が必要になります。基本的には、入り口から遠い席が上座、入り口に近い席が下座となります。目上の人やお客様に敬意を表したり、おもてなしする際に活用されるルールです。新入社員の場合は、いつも下座の意識を持っておく必要があるでしょう。基本的には、出入りのためにすぐに動ける場所と考えておくといいでしょう。

宴会席などでのマナー

宴会席の場合も会議室や応接室のルールとほぼ変わりません。中華等では円卓も考えられます。この場合も、一番奥が上座になり、その最上位を基点に、左右に交互に埋めていくことになります。歓送迎会では、役職や上司と部下という関係性よりも、その宴会の主役が存在しているはずです。席順は、幹事となる人が取り計らってくれると思いますが、できるだけ上座を勧められ、参加者と話しやすい場所に座る配慮をしてもらえることでしょう。新入社員は、いつでも動けるように、下座に座る意識を持つことが原則ですが、勧められる場合は従うようにしましょう。

会議室などでのマナー

会議やミーティング、商談などの際に使われることになる部屋の上座はの基本も入り口から遠い席が上座、入り口に近い席が下座になります。洋室では、長椅子でゆっくりくつろげるほうが上座に置かれていることがほとんどでしょう。和室の場合は、床の間のあるほうが上座になりますが、眺めの良い窓が見える方、見て楽しめる絵画などがある場合は、それらが見える位置に目上の方々に座ってもらうのがマナーとなります。

車に乗るときのマナー

車の場合は、2通りが考えられます。運転手も関係者の場合は、運転席の隣が一番上座になります。続いて、後部座席の運転手の後ろが2番目、助手席の後ろが3番目、もう一人いる場合は、中央が一番の下座ということになります。
運転手がタクシーのドライバーなど部外者になる場合は、運転席の隣の助手席が一番下座になることを覚えておきましょう。上座は、運転席の後ろになり、続いて助手席の後ろ、中央の順になります。
車の場合は、人数や乗り合わせる人の立場によって上座、下座の位置が異なってきます。第一に考えるのは、お客様など優先したり、敬ったりする必要のある人の心情を慮って配慮することです。

エレベーターのマナー

エレベーターでは、操作ボタンに近い方が下座です。したがって、操作しない方が上座となります。下座に立つ立場にあると思ったら、エレベーターに乗る前から、操作ボタン側に立ちましょう。目上の方々をエレベーターの中にご案内し、くるりと回るような姿勢で、操作ボタンの前に立ちます。数名いる場合は、上座の人から円を書くように位置するのがマナーとなっています。

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