上司

ビジネスマネジメント

一貫性の大切さ

経営者や組織の上司が言葉に一貫性を持つことは、部下に働きやすさを提供することになります。たとえ、厳しいルールを置いたとしてもそれがビジョンや理念に沿い、一貫しているものであれば部下の理解は得られていくものなのです。同じような状況に対して、ある時は良しとし、別の時には良くないとすることが起きると、部下の心理の中に反感だけでなく、どうすればいいのか分からないという混乱を招いてしまうのです。これを防ぐことはマネジメントするものの大きな務めとなります。これがマネジメントだと言っても過言ではないのかもしれません。混乱は、複数メンバーから成る組織を統一することの阻害要因にもなります。懸命に組織に貢献しようと努めるメンバーほど、一貫性が欠けていることからの混乱でメンタル面でも影響を受けやすいのです。

一貫性のための上司の心得

組織の中で何を良しとし、何がいけないのかをしっかりとまずはマネジメントする者が認識しておく必要があります。そしてそれを徹底すること、その姿を見せていくことが大切です。組織の前に、自分をどれくらい知っているかという点が上長には強く求められるのかもしれません。どれだけ実行できているか、どれだけ伝えられているか、不足は補えているか、自分が見えなければ、自分がどう見せているかを知ることができないものです。その姿が手本となり、組織の中でズレのない共通認識に変わっていきます。

言葉で伝えるのも責任

組織の中で、守るべきこと、重要なことの認識のズレがあると問題が起きやすくなります。人のものごとの受け取り方は千差万別なので、部下の指導の中でそのズレを埋めていかなければなりません。ひとつの指導や指摘が与える影響を統一感に近づけることが上司の役目ではないでしょうか。一般的な当たり前のことを指導するにしても、具体的に何が問題となり、どういう影響を及ぼすのかまで伝えていくのが指導です。そんなこと言わなくても分かるだろうと一般論に留めた時、実際に指導を受けた部下がそれを分かっていないことはとても多いのです。もっと探れば、実は自分自身もその具体的な部分に対する認識や理解が足りないために、言葉が見つからないのかもしれません。一般論に対しての甘えがあるということです。組織の統一は一般論では成り立って行かないのです。当たり前のことを、しっかりと言葉で具体的に伝えるというのは上司に必要なスキルです。

感謝や称賛もしっかりと伝える

一貫性が必要で、行動や言葉が重要になるのは指導や指摘のケースばかりではありません。部下に対しての感謝の気持ちや良い働きに対してもしっかりと反映させていかなければなりません。このことに「当たり前」などと言う気持ちが湧いてしまっては、上司として、さらには組織の一員として未熟さを認識しなければならないでしょう。上司だろうが、部下だろうが一緒になって業務を盛り立てています。役割は違っても、上も下もなく欠かせない存在であるはずです。この対等な意識がきちんと備わっていれば、自然に感謝は生まれ、存在意義を高めるような労いや称賛の言葉は浮かんでくるはずなのです。部下は上司のために働くものという意識があれば、到底浮かばない気持ちなのかもしれません。

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