報告

楽しむことを教えよう

人材を育成することや教育していくことを考える時、知識を得てスキルを身に付けてもらい組織や社会への貢献に繋げてもらうことを目的にする企業がほとんどかもしれません。社員からすると、キャリアアップができたり、収入が増えたりというメリットももちろんあるでしょう。ただ、どんなに真剣に学ばなければならないものでも、そのものを学ぶことの楽しさを伝えることを意識している経営者や教育担当者はどれくらいいるでしょう。もし、経営者や教育担当者が仕事のために学ぶことは楽しかったり、面白いと感じる種類のものではないという認識で育成を行うなら、社員にとって大きく損な時間を過ごすことになってしまうかもしれません。面白さ、楽しさを感じる部分というのは人それぞれですが、そういう部分の見つけ方を教えてくれるような企業に属すことのできるビジネスパーソンはラッキーかもしれません。
どんな仕事もポジティブに取り組み自分の糧にしていくことが可能になっていくのですから。

楽しむことの教え方

楽しむことを教えるのにマニュアルはありませんし、作ることもできません。一般論や常識をどれだけ集めてみても、それに共感し、実際のビジネスのシーンで実感しておける人はそれほど多くはないはずです。一般的なものというのは心に深く刻まれる経験にはなりにくいものです。

このことを伝えていく方法は限られています。自分がどう感じるか、どう考えたかを発信することだからです。決まった方法はありません。失敗も成功も、そこからの学びもそのことを感じること自体が自分にとって特別な経験になり、プラスになってもマイナスになっても楽しんでいること、面白いものであることを伝える時というのは、色々なテクニックや工夫の域を超えて社員の興味を惹くものです。
社員も大人です。そのままを自分に当てはめるのではなく、自分なりの探し方、見つけ方をきっと習得していく意欲が湧いてくるのではないでしょうか。このことが、すべての能力の向上、スキルのレベルアップを最大限に後押しするものと思えてなりません。

義務より楽しみを教える

楽しみや面白さを感じたり、そこに楽しさや面白さを見つけたいと思えば人は自然に動いていくものではないでしょうか。覚えなければならない、このルールに沿わなければならないということだけではなく、そのことで得られるものを伝えていきましょう。それは、効率化できるとか、成績が上がるとか、成果に繋がるとか、給料が上がるとかではなく、覚えれば仕事の中で活用できて、その活用時の仕事がどのくらい充実するようになるのか、どれくらい楽しくなるのかという点にフォーカスすることがポイントです。例えば、コミュニケーションのスキルを学ぶにしても、どんなメリットが発生してくるのか、コミュニケーションが円滑になることでの付加価値は無限大に拡がっていくものです。楽しさや面白さまで伝える育成をしていくことの重要性を認識した教育をしていきたいものです。自分で見つけ、実感できる社員は伸びることができます。そんな社員で構成される組織は常に成長をしていく企業になれるのではないでしょうか。

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