ビジネスマネジメント

入室のノック

扉が閉まっている場合はノックをして「失礼します。」と呼びかけます。
扉が開いている場合も、いきなり入らず、開いている扉をノックして「失礼します。」と声をかけます。
この時に気をつけなければならないのはノックの回数です。
ノックの回数はシチュエーションによって異なります。
日本人の多くは、ノックは2回をイメージするでしょう。
しかし国際ビジネス的には2回のノックはトイレの在室確認の時に利用するためのものです。
なので昨今ではノックは3~4回行うのがビジネスマナーとなっています。
3回のノックは、親しい間柄のノックです。
自社でお客様をお通しするときのノックに使用します。
4回のノックは、初対面の際に使用するノックです。
面接や取引先にお伺いした時などに使用します。
しかし、従来から2回のノックに慣れていると、4回だと騒がしく聞こえる可能性があります。
なので、2回+2回で少し合間をあけてノックをすると聞こえがいいです。

入室の仕方

相手から「どうぞ」の返事があったら、ノブから遠い手で扉を開き中に入ります。
「本日はよろしくお願いいたします。」など声をかけて軽く頭を下げ、その後扉を閉めます。
扉を閉める際は扉のほうを向いて丁寧に閉めます。
声をかけ、顔を上げた時には必ず相手の目を見るようにしましょう。

上司がいるときは

上司が同行している場合は、入室は上司が先です。
ノックし声をかけ扉を開けた状態で上司を先に通します。
扉が室内に開いてしまう場合は、素早く中に入り開けた状態で上司を通します。

一緒に退出する場合

話が終了した段階で、
「本日はお忙しい中ありがとうございました。」などと感謝の言葉を述べ、席を立ちます。
基本的にはお客様を先に退出させるので、扉を開け相手に出るように促します。
その後自分も出て扉を閉めます。
訪問された側は、基本的にはお見送りをするのがマナーです。
会社の建物の構造にもよりますが、エレベーターホールまではお見送りをします。
重要なお客様に関しては玄関先まで行き、相手の姿が見えなくなるまでお見送りをします。
逆に訪問した側は適切な場所でお見送りをお断りするのがマナーです。
「ここまでで結構です。」と言って相手を気遣いましょう。
しかし、
「いやいや送りますよ。」と相手がおっしゃった場合にはそれに従うようにしましょう。

相手が部屋に残る場合

相手が部屋に残る場合には、感謝の言葉を述べた後に席を立ち、扉の前で再度相手と向き合います。
「失礼いたします。」と言い、お辞儀をし、扉のほうを向いて扉を開けて退出します。

上司がいるときは

入室と同じように、扉を開けるときは部下が行い、上司を先に通します。
その際は扉を押さえておくようにしましょう。

靴を脱ぐシチュエーションでは

社内ではないですが、接待などで料亭などを訪れるときには
玄関先で靴を脱ぐ可能性があります。
本来であれば「上司が先」というのが鉄則ですが、
この場合に限り、部下が先に靴を履きます。
なぜかというと、上司の靴を準備し、靴ベラなどを手渡すという役回りがあるからです。

まとめ

ノックの回数に関しては誤解をしている人が多いので、再度確認しましょう。
また上司がいるときと一人でいる時で立ち回りが違うので注意が必要です。
正しい入退室のマナーを身に着け、スムーズに商談や打ち合わせに入れるようにしましょう。

 

 

 

 

結婚やお見舞いなどで贈り物をもらったときは、お返しをすることで相手に感謝の気持ちを伝えます。お祝いのお返しは、お祝いと同じように贈るタイミングや金額などのルールが決まっています。本稿ではお返しのマナーについて紹介します。

お祝い返しの基本

贈り物が届いたら、相手にお礼の連絡をします。連絡はメールではなく、電話で行いましょう。品物が無事に到着したことの確認にもなるため、なるべく早く連絡しましょう。通り一辺倒のお礼をするのではなく、もらったものについて具体的な感想を言うと喜んでもらえます。
お返しには、もらった品物の三分の一から半分の値段のものを贈ります。このため、もらったものの値段を知っておく必要があります。インターネットなどで大体の値段を調べましょう。
お祝い返しは、身の回りが落ち着いてからで大丈夫です。結婚式であれば挙式または入籍の1か月後くらいまで、快気祝いであれば退院の1か月後くらいまでを目安に贈りましょう。品物は、お菓子やタオルなどが一般的ですが、相手が喜ぶものであれば何でもかまいません。目上の人へのお返しだからといって高すぎるものを選ぶと相手に気を遣わせてしまうため、相手の立場に関わらずお祝い返しの相場は守りましょう。
のしの表書きは、おめでたい場であれば「内祝」、退院後のお返しは「快気祝い」としましょう。お祝いと同じように、何度も起こってほしい機会には蝶々結びのもの、二度起こってほしくない機会には結び切りのものを選びます。
お祝い返しにはお礼状を同封することを忘れずに。お礼状には、もらったものへの感謝の気持ちと現状、今後への抱負などを記しましょう。

こんなときは

-部署の人からまとめて贈り物をもらったら
部署の人がお金を出し合って、一つのものを贈ってくれることがあります。このような場合は、もらった品物の値段を人数で割って、その半分の値段のものを各自に渡します。例えば、2万円のものを10人からもらった場合は一人当たりの値段は2000円ですから、その半分の1000円程度のものを各自にお返しします。お祝い返しは自宅に送ることが基本ですが、少額のかさばらないものであれば、直接渡したほうが経済的です。小さいカードなどにお礼の一言を添えると喜んでもらえます。
-お見舞いのお祝い返し
退院後に快気祝いを送ることが一般的ですが、快気祝いとは回復したお祝いという意味なので、退院後自宅療養を続ける場合は適切ではありません。この場合は、「退院内祝」という表書きでお祝い返しをします。
数ヶ月にわたり入院する場合は、快気祝いを贈るまでに時間が経ってしまうため、お礼状を兼ねた手紙で経過を伝えるといいでしょう。退院後に改めて快気祝いとお礼状を贈ります。

まとめ

お返しのマナーは以下の通りです。
-電話は早めに、お返しは落ち着いたら贈る
-状況に応じて柔軟に対応する
贈り物が届いたにもかかわらず連絡をしないと、相手は届いたかどうか心配してしまうかもしれません。電話は数分で終わるものです。自分のことで忙しい時期であっても、確実に連絡しましょう。きちんと電話連絡を行えば、お返しは落ち着いてからでまったく問題ありません。
贈り物を宅配便で送るか手渡しにするか、お礼状を先に送るかどうかなどは状況によって変わってきます。お祝い返しを辞退される場合もあります。どんな場合にも柔軟に対応できるようにしましょう。
相手はお返しを期待して贈り物をするわけではありません。しかし、感謝の気持ちを伝え、今後も良好な関係を保ちたいと考えるならぜひお返しをしましょう。

以前より少なくなってきていますが、お世話になっている取引先に、お中元やお歳暮を贈る文化がある会社はまだまだたくさんあります。適切な品物と適切な贈り方で、日頃の感謝を伝えましょう。本稿ではお中元とお歳暮の贈り方のマナーを紹介します。

お中元・お歳暮とは

お中元とお歳暮は、日頃からお世話になっている取引先の社長宛に贈るものです。贈ってもらった相手にはお礼状を書いて感謝の気持ちを示します。公務員は倫理規定により贈り物を受け取ることが禁止されているため、贈らないようにしましょう。
お中元とお歳暮、地域によって贈る時期が異なります。お中元は、関東では7月初旬から7月15日まで、関西では7月下旬から8月15日までに贈ります。お歳暮は、関東は12月初旬から12月25日まで、関西では12月13日から12月25日までです。取引先の地域に合わせて贈る時期を決めます。
お中元の時期までに間に合わない場合には「暑中お見舞い」として贈ります。お歳暮が年内に間に合わない場合は「お年賀」「寒中見舞い」として贈ります。
お中元かお歳暮どちらかのみ贈りたい場合は、お歳暮を贈りましょう。お中元だけを贈ってお歳暮を贈らないのは失礼にあたります。また、贈り始めたら毎年忘れずに贈るようにしましょう。一年だけ贈って、次の年に贈らないことは失礼になるため、避けましょう。

品物の選び方と贈り方

手土産と同じように、個包装で日持ちするお菓子を贈ることが一般的です。他には、お茶やコーヒーなど、会社で消費できるものを贈ってもいいでしょう。毎年違うものを贈ってもかまいませんが、同じ品物を贈ることで相手に強い印象を与えることができます。食品を取り扱う会社の場合、ライバル会社のものは贈らないように注意しましょう。
贈り物の相場は3,000円から5,000円前後です。お歳暮ではお中元よりわずかに高いものを贈ります。
贈る際には、のし紙をかけます。宅配便で送る場合には、のし紙の上から包装します。直接渡しに行く場合は、包装紙の上にのし紙をかけます。のし紙を結ぶ紐(水引)は紅白の蝶々結びのものを選びます。水引が本物の紐ではなく、のし紙に印刷されているものもあります。蝶々結びの上部分に「御中元」「御歳暮」と表書きを記します。下部分に自社の社長の名前と、名前の右横に会社名を小さく記します。自分で記入する場合には、筆ペンで書きましょう。
さらに、自社の社長の名前で、取引先の社長に宛てた挨拶状を同封します。

まとめ

お中元とお歳暮の贈り方のポイントは以下の通りです。
-贈る時期を守る
-一度贈ったら毎年贈り続ける
お中元とお歳暮は贈る時期が決まっています。お中元とお歳暮シーズンはデパートが忙しいため、ギリギリに贈ろうとすると手続きに時間がかかったり、希望の品物が見つからなかったりすることがあるため、早めに手配することが必要です。遅れて届くことはもちろん、早く届きすぎてしまうことも失礼にあたるため、デパートの店員にお中元やお歳暮であることをしっかり伝えましょう。
お歳暮は「今年もお世話になりました。来年もお願いします」という気持ちを伝えるものなので、毎年継続して送る必要があります。たくさんの取引先に送る場合にはリストを作っておき、贈り漏れがないように管理しましょう。
お中元とお歳暮は、日頃の感謝を形で伝えるいい機会です。ルールを守って相手に気持ちよく受け取ってもらえるようにしましょう。

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