ビジネスマネジメント

最近では、日本語学習者も多くなり、日本語を学校で習って話すようになったひとに、日本語を母語とするひとが間違いを指摘されることも増えてきました。敬語を正しく使いこなすことがビジネスパーソンとしての第一歩です。

敬語の種類とそれぞれの役割(尊敬語、謙譲語、丁寧語)

「丁寧語」…全体の印象を丁寧にする。

例1)語尾に「です」「ます」もしくは「ございます」をつけた表現
今日は晴れている。→今日は晴れています。

例2)もともとの語句の始めに「お」や「ご」をつけた表現
飯→ご飯
菓子→お菓子
値段→お値段

例3)例2の表現がさらに進化した、もはや別の言葉になっている表現
息子→ご子息
味噌汁→御御御付け
あなた(方)の会社→御社

「尊敬語」…主に相手の行動や身内、持ち物について用いられ、敬意を表す。

例4)元の言葉とは異なる特別な言葉を用いる表現
言う→おっしゃる
食べる→召し上がる
来る→いらっしゃる

例5)4に加え、「お()ご~になる」をつけた表現
着る→お召しになる
来る→お越しになる
見る→ご覧になる

例6)語尾に「れる」「られる」をつけた表現
書く→書かれる
歌う→歌われる
来る→来られる

「謙譲語」…自分の動作や身内をへりくだって言うことにより、対照的に相手を立てる。

例7)言葉が変わるもの
言う→申す
見る→拝見する
行く→うかがう
行く→まいる

尊敬語、謙譲語、丁寧語の使い分け

自分と言葉を投げかける相手(話す相手、メールなどを受け取る相手)との関係性により、敬語を使い分けなければ、適切な敬語表現とは言えません。

以下を参考に、敬語表現を使いこなしましょう。
パターン1: 話す相手…直の後輩など自分の方が目上な人 親密さ…親しい人
→話す言葉…くだけた言葉(適度に丁寧な言葉)
自分の方が明らかに目上である場合、適度にくだけた表現を使用することが相手にとって心地よい場合もあります。ただ、業務時間中は適度に丁寧な言葉を使用するなど、場合により公私を分けることが(後輩に手本を示す意味でも)必要でしょう。

パターン2: 話す相手…仕事上での付き合いしかない後輩など自分の方が目上な人 親密さ…あまり親しくない人
→話す言葉…適度に丁寧な言葉、普通の言葉
特に、仕事上での付き合いしかない場合は、あまりくだけた表現は使用しない方が良いでしょう。(いつ、立場が逆転してしまうかわかりません。)

パターン3: 話す相手…会社の同期など 親密さ…親しい人
→話す言葉…くだけた言葉、普通の言葉(比較的丁寧な言葉)
一番気兼ねなく会話できる相手です。

パターン4: 話す相手…取引先の同格の人 親密さ…あまり親しくない人
→話す言葉…比較的丁寧な言葉、普通の言葉(くだけた言葉)
場面により使い分ける必要がある相手です。基本は丁寧な表現を用いるべきですが、過度に使用しすぎると慇懃無礼にあたることもあります。

パターン5: 話す相手…自分の上司など目上の人 親密さ…親しい人
→話す言葉…普通の言葉、比較的丁寧な言葉、丁寧な言葉
失礼があってはいけませんが、過度に敬語を使用するのも考えものです。上司との適度な距離感を演出するのも部下の大事な役目です。

パターン5: 話す相手…取引先担当者の上司など目上の人親密さ…あまり親しくない人
→話す言葉…最も丁寧な言葉
最も失礼のない対応が求められる相手です。謙譲語を上手に使いこなし、会社の顔として信頼さることを目指しましょう。

 

多種多様な人たちの組織

現代の20代と50代が共に働く時、大きな壁が存在します。20代は、生まれた時からITの存在がビジネスを大きく動かし、日常生活にも浸透している世代。50代はアナログの時代から社会人としての中間地点でIT文化をじわじわと経験の中に取り入れてきた世代です。コミュニケーションの方法、話し方にも常識の差があることは否めません。

日本の中だけを見ても違いが顕著に見られるようになってきていますが、視点を大きくするとさらに違いの存在は頻発します。世界はどんどん近くなっています。遠い異国の地は存在しないと思えるほどに海外に拠点を持ったり、海外との取引きを行う企業が増えてきています。共に働く人が外国人であるということもだんだん珍しいことではなくなっています。

経営陣にとっては、多種多様な人たちを取りまとめていく必要があります。要はコミュニケーション力の強化ではないでしょうか。

慣れない環境が続く時代

目まぐるしい技術革新が続いています。ひとつの業界だけをとってもじっとひとつの状況に留まっていることはありません。今の変わり続ける現代社会に、昔のような慣れ親しんだ職場環境というのは存在できなくなっています。常に新しい変化に富んだ毎日になるというと聞こえはいいかもしれませんが、そこに順応する組織メンタルは不可欠です。先が見えないことで不安を覚える人は増えています。少しでもひっ迫した状況になると特にネガティブな不安に襲われる傾向は強まるものです。

また組織の抱えるひとりひとりの社員たちも、一挙手一投足の社会や組織の変化に必死になってついていこうと頑張ります。働き方も多様になったことで、転職の幅や頻度もさらに広がり、常に新しい人と関わっていく環境にあると言えます。個人個人の差こそあれ、ストレスを感じながら働く人は少なくありません。

これらの変化に適応し、ストレスに強いメンタル力を付けておくことは、若手、中堅、ベテランなどどのビジネスレベルの人にとっても必要不可欠のこととなっています。

経営の立場で考えるメンタル教育

よい職場を作り出すために、経営陣が考えるべきことはたくさんありますが、何よりも社員に心地よく働き、存分に活躍してもらうことが重要ではないでしょうか。どんな目的も、ビジョンも、理念も、社員無しでは到底得ることはできません。

その時に、一過性の褒美を与えても一次的な応急処置にしかならないことを知っている経営陣は多いと思います。どこの誰とでも意義深い、そして利益に繋げるコミュニケーションを取っていける社員に育ってもらう必要があります。どんな状況も冷静に的確な判断のできるストレス耐性を持ったビジネスパーソンの集団でなければなりません。これは自社だけでなく、社会や世界が求め、目指していることでもあります。

世の中は、既に経営陣だけが高度な心理マネジメントを学んだり、効果的な手法を習得していく時代ではなくなっています。教えるというのも実は効力の狭い時代になっています。社員ひとりひとりに学びを得てもらわなければなりません。ひとつの業務の習得よりも、コミュニケーションを円滑にする方法やストレスとうまく付き合っていくことを学んでもらう方が、結果として成果に繋がりやすい時代が到来しています。

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