上司

マネージャーもひとりの人間

マネージャーの仕事は、組織のことと、組織で働く部下のことに興味と好奇心を持ち、動かし続けていくことです。熱意のあるマネージャーほど、自分のことを軽視しがちになります。好調なときはそれでも進んでいけることが多いかもしれません。しかし、不調になったときに、自分に起こる変調をコントロールできないと負のスパイラルに陥りやすくなります。マネージャーは、自分の体調やメンタルの組織への影響度が大きいことを自覚しておかなければなりません。負の状態の波及力は、信頼や人望が厚いマネージャーほど大きなものとなるのです。自分がマネージャーという重責を負っている組織人である前に、ひとりの人間であることを忘れないようにしましょう。

自分を知ることから

自己認識は、社会人の誰もが必要とされていますが、重責を抱えるマネージャーは、ストレスを受ける頻度や程度が高まることを強く認識しておくことが大切です。その分、ストレスマネジメントの質をさらに高め、徹底しておかなければならないということです。自分がどんなことに弱く、どんなことにストレスを受けやすいのかということを知り、そのフォロー策を自分自身だけでなく、周りからのフォローが得られる体制を作り出しておくことも大切なことです。例えば、自分の弱みや苦手とする部分をオープンにして部下との関係を構築しておくこともひとつの自己マネジメントです。感情コントロールの習慣、プレッシャーへの耐性を付けるための心掛けは、一朝一夕に培えるものではありません。
どんなに忙しい業務の中でも、自己メンテナンスのための時間は優先して確保していく必要があります。

マネジメントシミュレーション

自己マネジメント、自己メンテナンスをしていくことが、組織マネジメントを行うためのシミュレーションにもなります。数値で表したり、分析したりしていくうちに、ストレスやプレッシャーへの耐性も付いてくるでしょう。自分の変化にも気付けるようになります。忙しさや乗らない気分に負けて習慣が滞ってしまうというのは、マネジメントに置き換えると業務が停滞することとイコールになります。また、自分でも徹底できないことを、部下に依頼していくことはできません。自然に言動にもパワーの低下が見られるようになってしまいます。

チェック項目を振り返る

マネージャーになると何かと部下の変化に気を掛けるようになりますが、それを自分自身に向けていくことも大変重要なことです。特に自己認識の中で、自分の弱い部分についての項目を入れたチェックリストを持っておき、定期的にチェックすることをおすすめします。上司は部下のケアができても、部下にケアを求めるわけにはいきません。セルフチェックも大切な自己マネジメントの一環にしましょう。

なんとなく覇気がない
会話が億劫になった
談笑する気がしない
食欲が落ちている
読み物をしなくなった
ため息が増えた
気弱になっている
自尊心が低下している
ミスやクレームが増えた
物忘れが増えた
感情の起伏が激しくなった
言葉が荒くなった
仕事がはかどらないと感じる
眠りが浅いと感じる
朝、疲れが残っている
楽しみなことが少なくなった

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