マナー

やる気を出せ!頑張れ!ではダメ

マネージャーのマネジメントスキルが社員のメンタルに大きく関わってきます。それぞれの持ち味や能力を最大限に発揮して活躍してもらえる環境を整えることもマネージャーの仕事です。モチベーションを維持させて業務を進めてもらうことも必要ですが、そこにメンタル面への影響や配慮のできないマネージャーは有能とは言えません。社員にやる気を出せ、頑張れと発破をかけるだけで動かそうとするマネジメントは、社員のメンタルを蝕んでしまう可能性があるのです。

威圧の存在にならない

マネージャーは上司ですが、そこに独裁や君主制度のようなイメージを社員が持ってしまうと、恐怖や不安、萎縮が生まれてしまいます。そこから生み出される業務は向上していくことはないばかりか、無用なミスや停滞を招きやすくなります。社員は、業務の負担に加えて、精神的なストレスを抱えることになるのです。厳しく育てることをモットーにする上司はいつの時代も存在しますが、メンタルへの配慮とのメリハリは忘れないようにしなければなりません。

放任しない

マネジメントの難しい部分でもありますが、上司があまりにも自分の仕事に関与してくれない、消極的で決断にも対応しないような場合も、社員のメンタルには負担になります。必要とする時にいない、難しい問題に対応することを避ける態度を取る上司です。実はこのタイプの上司に不満を覚える部下は過半数を超えているという調査もあるほどです。そしてこのマネジメントがパワハラに当てはまることも指摘されています。上司のリーダーシップの欠如での部下への負担は、組織の中に葛藤を生み出します。さらにその不穏な状況が各社員のメンタルヘルスに影響し、ハラスメントやストレス過多をさらに生み出すことに繋がるという研究結果も出ているようです。

理想のマネジメントスタイルとは?

部下とどのような立ち位置で接していくことが理想のマネジメントと言えるのかという研究が行われました。マネージャーにも様々な個性のある人たちがいますが、部下のメンタルにも十分に視点を注いだ場合、部下が最もストレスを感じないマネージャーというのは、「自分をいつも見てくれている」という実感を感じられる存在であることが明らかになっています。部下の成長を心から願い、その上に個人個人の尊重をしていくことがメンタル対策としてもパワハラ対策としても有効のようです。尊重とは、理解する(理解できるよう努める)、存在を重んじる、意見を聞く(耳を傾けてくれる)ということだと思います。マネジメントの中で実行しなければならないポイントです。

尊重と優しいは異なる

見守るというのは、優しさとは異なります。また、同僚や友人のように親しくなることと、信頼関係を混同してしまうことは避けなければなりません。仲良しグループでの業務の生産性が落ちやすいことも報告されている事実です。
上下関係を超えたパートナーとして、業務を共有していくスタンスは常に欠かせないものとなるでしょう。その業務のひとつひとつをきっかけにして関わりを増やし、相互理解を深め信頼関係を強固にしていくことは十分に可能なのです。

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