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そもそも、ビジネスマナーとは何でしょうか。大人が勝手に作ったわけのわからないルールでしょうか。偉いたちが自分が「偉い」と多くの人に認識させるためのものでしょうか。ビジネスマナーをその形だけで形式的に覚えていると、本来の目的を見失ってしまいます。なぜビジネスマナーが存在し、それらのことにどんな意味があるのかを考えてみましょう。

ビジネスマナーとは何か:手紙編

ビジネスに限ったことではありませんが、手紙を書く際には決まった言葉があります。

―― 一般的な文例 ------

拝啓

時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素より格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。

…(実際の用件) …

敬具

―― ―― ―― ――

相手と会って直接話す場合、まずはお辞儀をし、椅子に座り、その後ちょっとした世間話をし、本題に入ります。「拝啓」「敬具」といった決まり文句は、書面のみでその全てを行なう際に失礼のない応対をするために生まれたものです。

「拝啓」

拝んで述べる(謹んで申し上げる)という意味です。つまり、お辞儀をしているのと同じことなのです。

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。」

平たく言えば、「御社(あなた)は、(商売の)調子が良さそうで、私もうれしく思います。普段から私のことも気にかけてくださり、ありがとうございます。」といった意味になります。

つまり、この部分は対面で言えば、ちょっとした世間話にあたります。

「敬具」

敬って結ぶという意味です。対面で言えば、「(面談の機会を設けてくださり)ありがとうございました。」というのと同じ意味合いになります。

手紙の文頭と文末には、いくつか決まった組み合わせがあります。これは残念ながら覚えるしかありません。よく使うものは多くはありませんので、覚えてしまいましょう。

拝啓→敬具(通常使用) 謹啓→敬白(より改まった場面で使用)

※上記の二つを書いた後は、必ず時候の挨拶を入れなければいけません。同様によく目にする[前略→草々]は、時候の挨拶を省く際に使用するものであり、多少の失礼があっても許されるような関係(家族や友人)に対して使用するのがふさわしい表現です。

ビジネスマナーとは何か:お茶の出し方編

通常、お茶などの飲み物は、利き手が多い右側から出すのが良いとされています。ただし、会社への来訪者はお茶を飲みに来るわけではなく、商談や会議が目的です。また、応接室や会議室の椅子と机の配置や資料の有無などにより、右側にお茶を置きにくい場合も多くあるでしょう。右側に置くことにこだわらず、商談や会議に邪魔にならないようにすることが第一優先です。また、暑い日には冷たいお茶を、2回目の飲み物の際には別のものを用意するなど、その時々のシチュエーションにあった対応はとても喜ばれるでしょう。

まとめ

ビジネスマナーを形式的なものだと捉え実践しても、相手への気持ちがこもっていないことは伝わってしまうものです。見た目はマナーを守っていても、「失礼なやつだ」と思われかねません。完璧な形式を覚え気持ちを込めず実践するより、マナーが多少曖昧でも相手への思いやりを込めて対応する方が良い印象となります。

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