ビジネスマネジメント

「えーっ、お前そんなことも分かってないのか!」上司の声が大きくなります。面接ではなかなか見抜けないのが「社会人としての心得」ではないでしょうか。面接マニュアルなどの本が出て、質問に対する答え方や専門知識は分かっているのに、この社会人としての心得ができていない新人はけっこう多いです。ここでは、ビジネスマナー以前の社会人の心得についてご紹介します。

「人とどう付き合えばいいかわからない」ということ

こういう人がいます。新入社員として入社して2,3ヶ月経っても「ビジネスマナーはきちんとできているのだが、あまり目立っていないなあ」という人がいます。また、仕事上の話はするが、たまに冗談を言っても乗ってこない、飲み会に誘っても断るなど、人付き合いが悪い人です。上司がこの「目立たない人」「人付き合いの悪い人」をよくよく分析してみると、次のようなことが分かります。

「目立たない人」「人付き合いの悪い人」は、「コミュニケーション不足な人」と言えるでしょう。しかし、その彼に聞いてみると「人付き合いが分からない」ようです。上司がビジネスマナーを指導しようとしても「人付き合いが分からない」と、ビジネスシーンにおける挨拶や言葉遣いどころではないということになります。このような「ビジネスマナー以前の社会人の心得」をどう指導していけばいいのか会社でも困っているところが多いのです。

「本に書いていないことはわからない」ということ

新人が思わず漏らした言葉です。「何を言っているんだ!」と上司が声を張り上げたようですが、彼にはわからないことなのです。新人教育として行われる研修では、管理職の方などがお話をされます。そんな時に「どう考えて働いていけばいいと思うか」という質問に対して彼は「働いてみなければ分かりません」という答え方をしたのです。だれが質問をしているのかも分かっていないし、「本に書いていないのでわかりません」というのと同じような答えになっていることに気づいているのでしょうか。

「人の悪口は言わない」ということ

これもビジネスマナー以前の社会人の心得の一つです。わざわざビジネスマナー研修で指導する内容ではないのです。その悪口が、いずれは自分の悪口として戻ってくるということをしっかりと分かっておかなければなりません。

「見ている人は見ている」ということ

会社では受付の人によくありがちなことですが、受付での言葉遣いや案内の仕方などの応対は学んでいても、「友人と思われる人と笑いあってリラックスしている」場面を取引先の社員に見られてしまったということがあります。せっかくビジネスマナーを学んで身に付いてきているのに、この一場面でその受付の人は低評価となります。

まとめ

最近では、よくコンプライアンスについての研修が実施されます。当然知っておくべきルールやマナーについて守らない人が多すぎるという会社の悩みとなっています。このコンプライアンスもビジネスマナー以前に「してはいけないこと」として分かっていて当然のことでしょう。このように、ビジネスマナーを指導するにしても、それ以前の社会人の心得というものが分かっていないと、ハラスメント指導する意味がなくなるのです。

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