一流のビジネスマンの持ち物への意識

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意外な一流の持ち物

一流のビジネスパーソンは、高級な服や小物でもすぐに手に入るだけのお金は持っています。一流の仕事をする人は、もっと頭を使っているのです。お金だけ出せばポンと手に入ってしまうようなことには興味を持たないというのも特徴です。特に仕事の場面ではもっと先のことに心を砕いているのです。もっとも、いいモノを見る目は十分に養われているはずです。お付き合いをする人たちからの情報やその人たちが身に付けるものからも学ぶことが可能だからです。また一流のモノへの共感や関心は人一倍あるはずなので、完全に仕事抜きのプライベートには、お金を掛けていることがあるかもしれません。それでも全般的には質素な人が多いと言われています。お金では手に入らないものを求める、差し出すのが一流のビジネスパーソンだからです。

一流のビジネスパーソンは、カバンも、腕時計も、アクセサリーも極上に「機能重視」で選択します。敢えて、安っぽさのある腕時計やメガネをしていたり、車に乗っていたりもするほどです。常に相手を立てるための気遣いであることもあれば、相手に警戒心や緊張感を持たせないための戦略だったりします。自分のことを大きく見せる必要はまったく感じていないのです。

安易な二流の持ち物

二流の人は仮面をかぶろうとするものです。大きな背伸びが必要なものの力を借りて重要感や重圧感を感じてもらおうとするものです。実は逆効果ということにも気付かずに存在感のある腕時計やアクセサリーを付けようとします。金銭感覚も身に付いていないことが多いので、せっかくの最高級のアイテムの手入れも行き届きません。ロレックス、グッチ、ダンヒルなどどう見ても、分相応に見えないという傾向もあります。しぐさや言葉遣いが伴っていないからです。

二流の人だからと言ってお金がないとは限りません。二流の人も一定以上のお給料をもらえる職に就いていれば余裕があるでしょう。それでも二流の仕事をする人は一流の人に適わないと言われています。一流か二流かの差はお金では解決できないことなのです。

欠かせない持ち物へのこだわり

一流の人は、自分に必要なものが何であるかを知っています。それによって持つ物、身に付けるものを決めています。当然、行動にもこだわりを持っているわけです。その上で必要な最低限のものというのも一種のこだわりです。目的を満たせるものであれば十分という考え方を持っています。一流の人は、社会の流れやトレンドには敏感でそれをフルに仕事に反映させていこうとします。でも自分については、流れに沿うことは合っても、トレンドに反応してその都度取り入れていくことはほとんどしない傾向にあるようです。流行りは、廃るのが早いことを知っているのも一流です。一流の人にとって流行りのものにお金を使うことは無駄銭使いでもあるのです。どんな風に見えたとしても自分のこだわりや価値が反映されていれば、自信はおのずと生まれてくるものかもしれません。100万円のダイヤより、心に力をくれる1000円の指輪を身に付けることでパワーが出せるというようなものです。自分のビジネス哲学を持てるビジネスパーソンが一流と言えるのかもしれません。

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