上司や先輩が新入社員に期待すること

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新入社員の主体性

指示待ちの社会人が増えていることが社会でも懸念されています。新入社員は特に教わることが多いので、なかなか自分で考える機会も捻出しにくいものです。新入社員の頃というのは、周りへの遠慮があったり、影響を気にしたりしがちなので余計に自ら動くということをしなくなってしまうものです。指示を受けたことでも、主体性は発揮することができます。指示を受けたことを考えながら、完全に完結することも大切なことです。状況をよく観察して、常に疑問視するようにしていると、こうしたほうがいいのではないか、こんなことが必要なのではないか、この思い付きは有効だろうかと考え、確認し、動いてみることです。課題を見つけて目標設定できることも求められています。このときに、勝手に動くのではなく、必ず確認するようにしてください。複数でものごとを取り組む際でも、人任せにせず、自分のできることを精いっぱい考え協力していくことが必要です。意見を求められても発言しないという安全圏から早く抜け出すことを期待されているようです。

新入社員の挨拶

挨拶はコミュニケーションの基本です。朝の始業時から夕方の終業時まで、挨拶の機会は職場に溢れています。これは社員というよりも人としての基本です。「おはようございます」「失礼します」「ありがとうございます。」「お疲れさまです」など、ひとつひとつのものごとに言葉を添える習慣を付けましょう。考えていることを表に出すことがビジネスシーンで期待されていることです。回りの反応がどうであれ、自分で徹底することが大切です。研修などで徹底した指導を受けることも多いと思いますが、そもそもの挨拶の大切さと影響力は、人として知っておきたいものです。できることの少ない新入社員ができる一番の仕事ではないでしょうか。職場の雰囲気を変えるパワーすら持っているものです。新人としてのフレッシュな空気を送り続けましょう。

新入社員の思考力

Aと聞いたら、Aとしか捉えず、疑うこともなく鵜呑みにすることは、自分で考えていないことと同じです。職場の上司や先輩は、常に自分でものごとを考えて欲しいと期待しています。思考することで、疑問が湧いて質問することに繋がったり、改善点を見つけて工夫したりができるようになるのです。また一つ一つの指示や業務について、「これは、なぜやっているのだろう」「何の目的でするものだろう」ということを考えるようにしたいものです。業務の流れの断片の理由や目的がきちんと把握できているときと、そうでないときの成果には大きな差が生まれるものです。疑問を持つときに、自分なりの考えも一緒に持つようにしてみましょう。自分で調べるというのも大切です。合っているか、間違いかは重要ではありません。すぐに、正解を求めずにまずは自分で考えてみることは、コミュニケーションとしても、自分の考え方を分析することにも役立ちます。一度考えを巡らせた質問というのは、相手の答えの質を高めるものでもあります。自分で思考したことが、合っていても間違っていても、組織の中のひとつの可能性として提示することにもなり貴重なことなのです。社内の業務をスムーズに進行させるためにも期待されることと言えるでしょう。

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